★ 子どもたちに笑顔を ティエンおじさん奮闘記(サ・メー)


貧しい子どもたちからティエンおじさんと慕われている人がいます。ハノイ市内で食堂「サメー」を経営するブ・ティエンさんは、自らの食堂をこうした恵まれない子どもたちに開放し、読み書きや数学など最低限の学習をする機会を与えています。「生きるために最低限必要なことです。子どもたちが楽しく学べる社会がきたらこの仕事をやめます。しかしずっと今のままなら、私は死ぬまで続けます」と語るティエンさん。

ベトナムの首都ハノイ。近年飛躍的に発展している大都市ですが、街のあちこちでは働く子どもの姿を目にします。彼らは貧しい農村部からやってきてハノイに住み着いていたり、家庭が貧しいために働き手となっている子どもたちです。

ハノイ旧市街の中心地に、そうした子どもたちを引き取っている店があります。個人で運営している子どものための施設「サ・メー(XA ME)」です。サメーはベトナム語で「遠くにいるお母さん」の意味で、施設長のブ・ティエンさん(60歳)はこうした子どもたちの父親代わりとなっています。

ブ・ティエンさんの奥さんは長年教師をしていたブ・ティ・ゴク・オアンさん(57歳)で、オアンさんは子どもたちの母親代わりです。 このサメーで暮らしている子どもたちは現在6歳から18歳までの30人。どの子も家庭が貧しく、さらに親が死亡や行方不明、離婚、病気などによって手放されたり、路上をさ迷っているところを保護された子どもたちです。夫婦二人三脚で活動を始めて15年。これまで500人以上の子どもたちの面倒をみてきました。


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